英会話カフェがかかえる問題

先日クライアントである横浜の英会話カフェにお邪魔してきました。
「検索結果は上々ですが、集客には役立っていますか?ホームページを見て問い合わせしてくるお客さんは増えていますか?」と私。

せっかく上位表示していても集客につながっていないのでは意味がありません。上位表示させるキーワードを見なおしたり、もっと問い合わせをしやすいホームページの構成に変更することを提案する必要があります。

幸運にもクライアントの答えは「成果は十分にあるよ。問い合わせしてくるお客さんは全部検索経由だし、一度問い合わせしてくれれば入会してもらうトークはまかせてよ。」とのこと。よかった。

ただ、カフェの運営では少し悩みもあるのだとか。
「せっかく入会してくれても3ヶ月がひとつの壁なんだよね。」という話。
つまり入会した当初はお客さんの英会話を勉強するモチベーションも高く、よく通ってくれるらしいのですが、3ヶ月経過する頃になると意欲が低くなってきて、ある日を最後に姿を見せなくなるらしいのです。こちらの月会費は10,000円。英会話を学ぶ施設としては安いですね。支払いは銀行引き落としか、持参。でも月謝持参のお客さんが殆どということです。お客さんが来なくなってしまうと収入が減ってしまうので、常に新規客を獲得することを考えなければいけないらしいのです。

どのような業界でも同じだとお思うのですが、新規客の獲得は手間、時間、費用がかかる大変な仕事です。ホームページを作ったり、SEO(検索エンジン対策)をしたり、フリーペーパーなどに広告を出したりする必要があります。出稿する広告を作るだけでもなかなかたいへん。業者に頼めば当然費用がかかります。検索で上位に表示させるのにも手間がかかりますよ。だからこそこのクライアントさんは私に依頼してくれているわけです。

「なんとか3ヶ月の壁を超えて、長く通ってもらえる体制を作りたい。でも、スタッフが充実しないとできないんだよね。スタッフみんなでお客さんのフォローをして、また行きたくなる環境を作りたい。来月も続けようと思ってもらえるものにしていかなきゃいけない。」

大手の英会話スクールも同じ状況なのだそうです。
生徒はやっぱり3ヶ月を過ぎるとだんだん通わなくなってしまうらしいです。だからこそ入学の時に1年分の学費を前払いしてもらっていると。このような状況であれば、常に新規客を獲得していれば収益は上がっていきます。生徒は3ヶ月で入れ替わってしまうような状況でも、彼らはすでに1年分の学費を払っているのですから。

しかし英会話カフェではそうはいきません。
大きなお金を準備しなくても気軽に勉強が始められるのが英会話カフェのよいところです。最初に1年分の料金をください、ということになれば入会してくれるお客さんは激減することでしょう。だからこそ継続会員が大切。はたから見れば同じく英会話を学ぶ施設でありながら、抱えている課題は別物なのですね。

私が請け負っている仕事はクライアントのサイトを狙っているキーワードで上位表示させることだけではありますが、抱えている課題を克服してもっと稼いでもらうために一緒に頭をひねることが大切だと思っています。さて、会員継続を増やすためにwebができること、Facebookなどのソーシャルメディアができること。考えてまいりましょう。

ソーシャルメディア集客を考える前に…

Facebookなどのソーシャルメディはまたたくまに私達日本人の間にも広がり、今も広がり続けています。まだネット利用者の2割程度という情報もありますが、今後、ソーシャルを使わずに起業やお店が経済活動をするのは難しくなるでしょう。でも、現在のところはまだまだ成功例が少ないのが現状ではないかと思います。

うまくいかないのは「勘違い」のせいかもしれません。facebookページを作れば自然に人が集まってくるとか、Twitterアカウントを作れば皆がフォローしてくれるとか、これは幻想です。Twitterは名も無き個人のアカウントなんて誰もフォローしない状況になっています。またFacebookにおいてはその規約に本当の友達(知り合い)でなければフレンド申請をしないように、との記述があります。自分の発信する情報を多くの人のタイムラインに表示させたいばかりにむやみに申請をする行為は「やってはいけないこと」なんですね。覚えておきましょう。

ソーシャルメディアで多くの人とコミュニケーションをとる。関係を作る。そのためにはまず認知されていることが前提になります。存在を知っていて、役に立つ情報を発信しているからこそツイッターでフォローしてくれるし、Facebookで「いいね!」をクリックしてくれるのです。まずは知ってもらう努力をする必要があります。

それでは知ってもらうためにはどうすればよいでしょう?
インターネットを閲覧する人を対象にするのであれば、まず考えたいのは検索で見つけてもらうようにすることです。ホームページの内容を充実させて、検索ユーザーに見つけてもらう努力を怠ってはいけません。これからは検索からソーシャルの時代になる、という言葉を聞くことが多くなってきました。この意見自体は間違っていないと思います。しかし現在でもインターネット上で起業やお店とユーザーが出会うのは「検索」によるものが最も多いのです。

私のクライアントである横浜の英会話カフェの場合はどうでしょう?
検索では狙っているキーワードで上位表示をしていますから、認知という面ではある程度成功しているといえるでしょう。問い合わせや申し込みにもつながっているようです。ユーザーだけが内容を見ることができるFacebookのアカウントもあり、ネイティブの英会話講師が中心になって運営をしているといいます。この会員用Facebookの運用はカフェの継続利用にある程度貢献しているとのことですが、これを新規の集客にも活用できないか?という相談を受けています。いろいろとアイデアはあります。次回から詳しく書いてまいります。